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CATEGORY :【 Other 】
2016.09.30

連載コラム【音楽のある風景】 Vol.53

グリーンレーベル リラクシング のBGMを選曲されている、
選曲家の橋本徹さんよりコラム【音楽のある風景】が届きました。
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どうぞお楽しみください!

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9月の選曲は、人生を謳歌するような輝きと“美しさ”に胸を熱くして。
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9月も終わりが近づき、街はすっかり秋の装いですね。

僕は海辺のGood Mellowsや川べりのキャンプ・フェス、六本木BARNEYS NEW YORKオープニング・レセプションなどでDJをしながら、いつにも増してライヴ三昧のひと月でした。フランスのシャソルやアルゼンチンのアカ・セカ・トリオ、話題の若き天才ジェイコブ・コリアーにジャズのカミラ・メザ&シャイ・マエストロ、Blue Note JAZZ FESTIVALのジョージ・ベンソンやアース・ウィンド&ファイアー、SOUL CAMPのジル・スコットに今年のMVPと言っていいアンダーソン・パーク……。
特にソウルフルで力強く風格さえあふれていたオープン・エアでのジル・スコットと、旬の勢いを感じさせた真夜中のアンダーソン・パークの熱いパフォーマンスは、鮮烈な印象を残してくれたので(どちらも人生を謳歌するように生き生きと輝いていました)、今月は両者の名作を収めたマイ・コンピレイションをよく聴いていました。

2009年に編んだ『Mellow Voices ~ Beautifully Human Edition』は、タイトルからもわかるようにジル・スコットの名盤『Beautifully Human』にインスパイアされ、彼女の「Whatever」もセレクトしたフェイヴァリット盤。
美しいメロディーと心地よいビート、甘く艶やかな光を放つ歌声。ディアンジェロやドゥウェレ、コリーヌ・ベイリー・レイやカーリーン・アンダーソン&ポール・ウェラーなどの、生涯愛してやまない名曲群が並び、スティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイのメロウネスを継ぐ、温かく胸を打つ永遠のスピリチュアル・ソウル・ミュージックのオン・パレードです。
僕の聴いているCDのジャケットには、大好きな曲を収録させてもらったテリー・キャリアーやカーリーン・アンダーソンのサインも入っていて、胸が熱くなります。ジル・スコットにも今回サインをいただけばよかったですね。

シルヴァー・ウィークに台風をさけるように出かけた秋の旅で、ドライヴ・ミュージックとしてよく聴いていたのは、やはり『Free Soul ~ 2010s Urban』シリーズ。その記念すべき第1弾(ファンの間では最高傑作とも言われているそう)『2010s Urban-Mellow』には、ジル・スコットによるビル・ウィザーズ「Lovely Day」の好カヴァーが入っています。穏やかに晴れた美しい光景と共にすごしたその一日は、この曲の素敵な歌詞のように、今日は自分が日本でいちばん幸せ者なんじゃないか、と感じさせるくらいの思い出深いものになり、それはまさに日本一美しい“音楽のある風景”でした。

そして最もヘヴィー・ローテイションしていたのはもちろん、先月のこのコラムでも詳しく紹介した最新盤『2010s Urban-Jam』。僕はカーステレオからオープニングのバリー・ホワイト〜ウィリアム・ディヴォーンの素晴らしいカヴァーが流れてきた瞬間、これほど愛に満ちたコンピはないと確信しました。ジル・スコットは「Beautiful Love」(彼女は本当に“美しい”という言葉が好きで、こちらまで嬉しくなります)、アンダーソン・パークはマッドリブ・プロデュースによる「The Waters」という、共に今をときめくBJ・ザ・シカゴ・キッドをフィーチャーした傑作が収録されていて、文句なしに大推薦。アンダーソン・パークは僕がDJの際によくスピンしているノレッジとのNxWorries(ファースト・アルバムもまもなく到着ということで、楽しみすぎます)もダブル・エントリーしていますので、ライヴの興奮さめやらない方ならずとも、お聴き逃しありませんように。


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9月の選盤
大人気を集めた“Mellow Beats”シリーズのスピンオフ企画として発表された、甘美なピアノのループ感やジャズ〜ボッサの心地よいフレイヴァーをまとった極上トラックに、ニュー・ソウル〜ニュー・クラシック・ソウルのスピリチュアリティーを継いだグッド・ジャムをスムース&マジカルに紡いだ、橋本徹さん選曲のコンピレイション『Mellow Voices ~ Beautifully Human Edition』
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“2010年代のアーバン・メロウ”をテーマに、アンビエントR&B〜モダン・フォーキーの精粋から至上のNYジャズまで、麗しく胸を打つ甘美で瑞々しい現在進行形ソウル・ミュージックの名作・名演が集められ、伝説のコンピ・シリーズ“Free Soul”の新たなスタートとなった橋本徹さん選曲のコンピレイション『Free Soul~2010s Urban-Mellow』
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累計セールス120万枚を越える“Free Soul”ブランドの新提案アップデイトとして注目を浴び、これまでに5作がリリースされ、ソウルとジャズとヒップホップの蜜月が生んだ現代のアーバン・メロウ・ミュージックの充実を伝え大きな人気を呼んできた、“2010s Urban”シリーズの最新作となる橋本徹さん選曲のコンピレイション『Free Soul ~ 2010s Urban-Jam』
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橋本徹 (SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。
サバービア・ファクトリー主宰。
渋谷の「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。
『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』『Good Mellows』シリーズなど、
選曲を手がけたコンピCDは300枚に達する。
USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」「usen for Free Soul」を監修・制作。
著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。 
http://apres-midi.biz 
http://music.usen.com/channel/d03/

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