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CATEGORY :【 Other 】
2016.02.26

連載コラム【音楽のある風景】 Vol.46

グリーンレーベル リラクシング のBGMを選曲されている、
選曲家の橋本徹さんよりコラム【音楽のある風景】が届きました。
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どうぞお楽しみください!

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2月の選曲は、人生を彩る素敵なサウンドトラックに至福を感じて。
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三寒四温、まさにそんな言葉が相応しい日々が続いていますが、春の足音が少しずつ近づいてきました。
風邪など体調面には気をつかわなければいけない感じですが、2016年も素晴らしいレコードやCDが早くもたくさん生まれていて、
僕は楽しい音楽生活を送っています。

皆さんは“ポップスの黄金期”と言われたら、どんな時代を思い浮かべるでしょうか。
様々な意見があると思いますが、僕がリアルタイムで経験した印象ではやはり、“90年代”と応えたくなってしまいます。
90年代はポップ・ミュージックとクラブ・ミュージックの共存・融合・蜜月が著しく進んだ時期で、
それは若き日の僕が標榜したFree Soulにとっても、最も輝かしく充実したディケイドでした。

2014年にFree Soul 20周年を記念して編まれた、3枚組CD『Ultimate Free Soul Collection』が大きなヒットを記録してから、
そのスピンオフ企画がいくつも誕生しましたが、遂に(僕自身も最も熱望していた)そんな90年代のメロウ&グルーヴィーな珠玉の名作を集めた
『Ultimate Free Soul 90s』が完成しました。
折しも現在進行形の音楽シーンでも、90年代からの様々な影響が脚光を浴びている絶好のタイミング、
まさに至福としか言いようのない贅沢な選曲体験を味わうことができて、感無量です。
クール&グルーヴィーなUKソウル〜クラブ・ジャズ、ジャジー&メロウなヒップホップにニュー・クラシック・ソウル、
ラヴリーに胸を疼かせるR&B……、名高い至宝から知る人ぞ知る秘宝まで、
至上のエヴァーグリーン・ソングが4時間以上にわたってぎっしりと詰まっています。

収録楽曲のひとつひとつについて、ここで詳しく説明する必要はないでしょう。
それほどまでに、収められたすべての作品が正真正銘の名曲・名演で(ライナーには全曲の詳細な解説も掲載されています)、
ただただ存分に聴いていただければ、と願うばかり。
とびきりのポップ・チューンから高揚感あふれるパーティー・ナンバー、甘く切ないメロウ・グルーヴまで、
初めて聴く方には新しい大切な思い出が生まれたり、懐かしく聴く方ならかけがえのない思い出がよみがえったり、というような
人生の素敵なサウンドトラックになることを、コンパイラーの僕が保証します。
というのも、僕のように平凡に日常をすごしている者でさえ、この音楽が流れている間は、
何だか人生がきらきらしたものに感じられるくらいだからです。

さて、今月は春に向けて、新たなコンピレイション2枚の選曲もしていました。
昨年ご好評いただいた“Good Mellows”シリーズの新作で、ひとつはバレアリック・レジェンドCantomaのベスト・コレクション
『Cantoma For Good Mellows』、もうひとつは従来通りのオムニバス・セレクションとなる『Good Mellows For Sunrise Dreaming』です。
この連載コラムで改めて詳しく紹介したいと考えていますが、
今回はすでにマスタリングまで完了している3/23リリースの『Cantoma For Good Mellows』について簡単に。

イギリス出身のCantomaことフィル・マイソンは、地中海に浮かぶイビサ島でバレアリックとチルアウトというジャンルが育まれた1990年代初頭から、
ホセ・パディーヤらと共にその音楽スタイルを推進し続ける草分け的存在で、世界中を駆けめぐる人気DJ。
自ら多くのコンピレイションやミックスCDも手がけている彼の輝かしい全キャリアから、
究極のバレアリック・メロウ・チルアウト・セレクションを紡ぐことができたらどんなに素晴らしいだろうと、
とりわけ映像美豊かで叙情性あふれる、心地よく胸を打つ切なくも美しい絶品トラックを厳選しました。

こちらもまた、必ずや人生の一場面に素敵な彩りを添えてくれるだろうことを、選曲者としてお約束します。
“Good Mellows”シリーズでもすっかりお馴染みとなった、FJDの描き下ろしによるジャケットも、
その音楽の湛える優しい情感や深みのある雰囲気を麗しく表現していて、
やはり彼がアートワークを手がけるNujabesやCalmを好きな音楽ファンには、特に聴いてほしいと思わずにいられません。
今回もCD/アナログ共に制作していますので、今からサンプル盤ができあがってくる日が、とてもとても楽しみです。
4月には英国からCantomaを招いて、リリース記念DJツアーも行う予定なので、早く春がやってこないかなー。

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2月の選盤

大ヒットを記録した『Ultimate Free Soul Collection』のスペシャル・エディションとして待ち望まれていた、
ポップ・ミュージック〜クラブ・ミュージックの黄金期1990年代のグルーヴィー&メロウな極めつけの傑作群を、
橋本徹さんが3枚組4時間以上にわたりナイス・プライスで集大成したコンピレイション『Ultimate Free Soul 90s』
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国内はもちろん海外でも大絶賛を博した“Good Mellows”シリーズの単体アーティスト・ベスト第1弾となる、
バレアリック・メロウ・チルアウトの伝説Cantomaの全キャリアから、
橋本徹さんが心地よく叙情的で映像美あふれる珠玉の名作を選りすぐったコンピレイション『Cantoma For Good Mellows』
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橋本徹 (SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。
サバービア・ファクトリー主宰。
渋谷の「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。
『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』『Good Mellows』シリーズなど、
選曲を手がけたコンピCDは290枚を越える。
USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」「usen for Free Soul」を監修・制作。
著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。
http://apres-midi.biz
http://music.usen.com/channel/d03/

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