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CATEGORY :【 Other 】
2015.12.25

連載コラム【音楽のある風景】 Vol.44

グリーンレーベル リラクシング のBGMを選曲されている、
選曲家の橋本徹さんよりコラム【音楽のある風景】が届きました。
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どうぞお楽しみください!

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12月の選曲は、クリスマスの温かさと去りゆく一年に思いをめぐらせて。
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クリスマスの朝、ベニー・シングス&クララ・ヒルの「On Christmas Morning」を聴いて、このコラムを書き始めました。
この素晴らしい曲、僕が昨年編んだ『Free Soul Christmas』というコンピCDに入っているのですが、
今年は仕事が立てこんでクリスマスらしいことを何もできていないな、
と美しいイルミネイションに思いを馳せながら冬の星座を眺めていた昨夜、
遠い街から素敵なクリスマス・ツリーの飾りつけと共にこのCDのジャケットが映った写真が贈られてきて、
心に温かい灯がともったのでした。

そのスターティング・ナンバーに選んでいたのは、ジョン&ヨーコの「Happy Xmas」。
僕たちは今こそ、“War is over if you want it”というコーラスに託されたメッセージを、
深くかみしめたいと思います。
そしてラスト前に置いたのは、トレイシー・ソーンの「Joy」。
“Because of the dark, we see the beauty in the spark”と歌われる、
優しさの中に芯の強さを秘めた歌声に(ディケンズの「クリスマス・キャロル」が織りこまれています)、
じんわりと感謝の思いが募ってきます。

僕は2年前、この英国の女性歌手が発表したクリスマス・アルバム『Tinsel And Lights』の、
レコードとCDにポストカードやラッピング・ペーパーも封入されたスペシャル・ギフト・ボックスを、本国から取り寄せました。
『Free Soul Christmas』のジャケット写真は、そのアンティークな色合いの箱を前にしたときの僕の心情と共振するものです。
歳をとっても、子供が大事そうにプレゼントを開けるときのような気持ちを大切に生きていきたい、と僕は考えています。

とはいっても、あまり深刻にばかりなりすぎてもいけません。
今夜はカフェ・アプレミディで、音楽好きの仲間たちと、一年を締めくくるクリスマス忘年会DJがあります。
The mood is right(とてもいい雰囲気だ)
The spirit’s up(気分もいい)
We’re here tonight(気心の知れた仲間たちと一緒にいる)
And that’s enough(それだけでいい)
Simply having a wonderful Christmas time(ただただ素敵なクリスマス・タイムをすごすだけ)
そう、ちょうど10年前に作った『Cafe Apres-midi Christmas』のオープニング曲は、
ポール・マッカートニーの「Wonderful Christmastime」。
この曲の歌詞のように、ひと晩を楽しくすごそうと思います。
『Cafe Apres-midi Christmas』『Free Soul Christmas』どちらにも入れた大好きな曲、
スリー・ワイズ・メンことXTCの奏でる「Thanks For Christmas」
(ひねくれ者として知られる彼らには珍しくまっすぐでポジティヴな歌詞にもグッときます)を口ずさみながら。

さて、12月と言えばやはり、一年を振り返って、さまざまな思いがめぐったりもします。
今年は僕自身が作ったコンピレイションの数は、Free Soul 20周年だった昨年の32枚に比べ半減してしまいましたが、
“Good Mellows”シリーズを立ち上げ、国内から海外までたくさんの方からご好評いただいたのが、特に嬉しかったです。
『Good Mellows For Seaside Weekend』『Good Mellows For Sunset Feeling』
『Good Mellows For Moonlight Rendezvous』の3枚は、まさに2015年の自分が詰まった至福のメロウ・チルアウト・コンピ。
“Free Soul ~ 2010s Urban”シリーズもそうですが、現在進行形で聴き親しみ、
DJプレイもしている音楽が仕事にもなるのは、とても幸せなことでした。
聴いてくださった皆さんに、心から感謝しています。

また、コンピCDから空間BGMまで媒体を問わず、改めて強く感じたのは、
誰かのことを思いながら選曲することの大切さでした。
とりわけ『Free Soul 21st Century Standard』を聴き返すたび、
あるいは不意に耳にするたび、そのことの価値と意味を深く肝に銘じています。
それは、誰もがクリスマスに抱く感情とも、親密に共鳴するものではないでしょうか。
2015年も、本当にどうもありがとうございました!

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12月の選盤

ジョン・レノン「Happy Xmas」に始まり、ポール・マッカートニー「Wonderful Christmastime」/
ダニー・ハサウェイ「This Christmas」/ワム「Last Christmas」といった誰もが口ずさんでしまう人気曲のカヴァーから、
スティーヴィー・ワンダーにジャクソン・ファイヴなどのモータウン・クリスマス、バカラックにスヌーピーまで、
聖なる夜を彩るグルーヴィー&メロウなクリスマス・ソング満載の、
橋本徹さん選曲によるコンピレイション『Free Soul Christmas』
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ポール・マッカートニー「Wonderful Christmastime」に始まり、古今東西/有名無名/ジャンルを問わず、
“Evergreen Gift For You”というキャッチフレーズに相応しい、
12月の街の華やぎのようにきらきらと輝く名クリスマス・ソングがロマンティック&ファンタスティックに連なる、
プレゼントにも最適な素敵なジャケットに包まれ大ヒット作となった、
橋本徹さん選曲によるコンピレイション『Cafe Apres-midi Christmas』
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“Good Mellows, Good Fellows”を合言葉に、橋本徹さんが2015年にスタートさせた人気コンピ・シリーズの、
“海辺の週末”編と“夕陽と海の音楽”編に続く第3弾にして、
月の輝く夜をイメージして天上の調べのようなメロウな心地よさと、
ロマンティックな感情の高まりを恍惚の名トラックに託して選曲された、
至福のコンピレイション『Good Mellows For Moonlight Rendezvous』
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好評を博している“Free Soul ~ 2010s Urban”シリーズのスピンオフ企画として、
橋本徹さんが“都市型音楽のニュー・スタンダード”を選りすぐった、
名実ともに21世紀の顔と言える豪華な顔ぶれによる珠玉の名作が揃い、
メロウ&グルーヴィーそしてアーバンなとびきりの至宝がぎっしり詰まった、
現代のジャズとソウルとクラブ・ミュージックの蜜月の集大成となる、
絶品のコンピレイション『Free Soul 21st Century Standard』
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橋本徹 (SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。
サバービア・ファクトリー主宰。
渋谷の「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。
『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』『Good Mellows』シリーズなど、
選曲を手がけたコンピCDは280枚を越える。
USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」「usen for Free Soul」を監修・制作。
著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。
http://apres-midi.biz
http://music.usen.com/channel/d03/

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