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2014.10.31

連載コラム【音楽のある風景】 Vol.30

グリーンレーベル リラクシング のBGMを選曲されている、
選曲家の橋本徹さんよりコラム【音楽のある風景】が届きました。

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どうぞお楽しみください!

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10月の選曲は、タフでポジティヴな音楽の輝きに鼓舞されて。
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秋もいよいよ深まってきましたね。
僕はひと足先に、DJで訪れた北海道で、紅葉に彩られた季節を楽しむことができましたが、
10月を振り返ると、年末に向けたショップBGM・空間BGMの選曲はもちろん、
ひたすらコンピレイションCDの選曲をしていた、という印象です。
そんな日々に、とても力強く自分を鼓舞してくれた、
タフでポジティヴな輝きを持った音楽を、今月は紹介しましょう。
皆さんにとって、お気に入りの音楽との出会いになることを願って。

まずは、ポップ・ミュージック史上に燦然と輝くモータウン・レーベルの55周年を祝う、
まさに永久保存版と言うべき究極のベスト・オブ・ベスト『Ultimate Free Soul Motown』。
その黄金期1960〜70年代の至上の名曲・名演が、マーヴィン・ゲイ/スティーヴィー・ワンダー/
ジャクソン・ファイヴ/ダイアナ・ロスといった看板アーティストたちの珠玉はもちろん、
マニア垂涎の稀少なシングル・オンリーの秘宝から、カヴァー/サンプリングでも名高い至宝まで、
75曲・4時間以上にわたって大集合していて、多幸感も満開です。
まさしく“The Sound Of Young America”の輝き、「永遠のモータウン」の愛と夢が詰まっています。
何よりも、聴いていると元気が出てくるのがいいですね。
今日もがんばろうと、前向きな気持ちで毎日を送ることができるのです。

そのモータウンの副社長でもあったスモーキー・ロビンソンは、ボブ・ディランも
「現代アメリカ最高の詩人」と讃え、ジョン・レノンやマーヴィン・ゲイも讃辞を寄せた、
モータウン黄金時代をシンガーとしてもソングライターとしても支えた偉人。
『Free Soul. the classic of Smokey Robinson』は、
そんな彼の、大ヒットを連発した60年代のミラクルズ期から、
SSW〜AORにも接近した70年代のメロウ・ブリージンなソロ作までを網羅した、
シルキーでスムースなオールタイム・ベスト盤にして、ハートウォーム・ソウル・ミュージックの最高峰です。
「More Love」「The Tracks Of My Tears」といった、
僕が人生レヴェルで心から愛する名作が揃っていますが、
ここではディアンジェロもカヴァーした「Cruisin’」に触れましょう。
実は先日、北海道の釧路で、自分が選曲したFM NORTH WAVEのノンストップ・ミックス番組のラスト・ソングとして、
この曲をクルマの中で聴くことができたのです。
“前に夢見てたことかもしれない 奇跡のよう”(by オリジナル・ラヴ「朝日のあたる道」)なシチュエイションで、
“The music is played for love. Cruisin’ is made for love. I love it when we’re cruisin’ together”
という歌詞をかみしめ、実感しました。
僕はこの思い出のシーンを、一生忘れないと思います。
音楽の力って、やっぱりすごい、と感激した一場面でした。

続いては、クラブ・ミュージックやDJカルチャーの世界におけるモータウンのような輝かしい存在と言える、
ニューヨーク・ダンス・ミュージックの最高峰レーベル、
サルソウルの多彩かつ流麗な魅力を集大成した『Free Soul. the treasure of Salsoul』。
誰もが笑顔で口ずさみ、ステップを踏んでしまう、華やかな人気ダンス・クラシックはもちろん、
アーバン・ブリージンな絶品メロウ・グルーヴから心弾むグルーヴィー・ラテン・ソウルまで、
きらきらとフロアを輝かせる不滅の名作が連なり、僕はその音楽を聴いていると、
オーディエンスが歓喜に湧き上がるジャケット写真のような光景を思い浮かべてしまいます。
僕個人のクラブDJ体験の中でも華やいでいた、
“ダンス・クラシック・ルネッサンス”とでも言うべき幸福な音楽の瞬間がよみがえるんですね。

この“フリー・ソウル・サルソウル”を気に入られた方にはもうひとつ、
『Free Soul. the treasure of West End』も推薦させていただきます。
ウエスト・エンドは、言ってみればサルソウルの兄弟のような、NYダンス・ミュージックの名門レーベル。
当然フロアの宝石をちりばめながら、摩天楼の夜景きらめくイメージで、
Free Soulならではのアーバン・メロウ・ブギーな選曲を心がけました。
サルソウルと同じように、ラリー・レヴァンやトム・モウルトンといった
伝説的な顔ぶれによるスペシャル・リミックスを収めつつ、フロアを輝かせるパーティー感と共に、
ブリージンなドライヴ感やネオンライトな夜の街のざわめき感を意識したのです。
人気抜群のオールド・スクール・ブレイクスから、再評価高まるケントン・ニックスやアーサー・ラッセルにまで光を当て、
ニュー・ディスコ〜ビートダウン〜リエディットといった現行シーンのルーツを解き明かすような、
決定版セレクションにすることができたと思います。

そして最後に、真打ち登場。
そう、Free Soul 20周年のクライマックスを飾るにふさわしい超強力タッグ、
『Free Soul Original Love 90s』です。
もう何も言うことはありません、あのオリコン初登場1位を記録したオリジナル・ラヴのアルバム
『風の歌を聴け』からも、今年でちょうど20年なんですね。
オリジナル・ラヴは、人生で最も好きになった日本のアーティストかもしれません。
輝かしい90年代の結晶、「The Rover」「接吻 kiss」「月の裏で会いましょう」
「サンシャイン ロマンス」「夜をぶっとばせ」「フィエスタ」「朝日のあたる道」
……ここでは曲名を列挙するにとどめておきましょう。
CDの帯には「接吻」から、“焼けるような戯れの後に 永遠に独りでいることを知る”という一節を引用させてもらいました。
ぜひ聴いてください!

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10月の選盤

Free Soul 20周年&モータウン55周年スペシャル企画により実現した究極のベスト・オブ・ベスト、
栄光のモータウン・サウンドを代表するグルーヴィー&メロウなスーパー・キラー・チューンが、
大ヒット曲から知る人ぞ知る名作まで3枚組・75曲にわたりナイス・プライスで集められた、
橋本徹さん選曲のコンピレイション『Ultimate Free Soul Motown』
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モータウン黄金時代をシンガー&ソングライターとして支え、
ジョン・レノン/ボブ・ディラン/マーヴィン・ゲイなどからも絶賛されたスモーキー・ロビンソンの輝かしいキャリアを、
ヒットを連発した60年代ミラクル ズ期からアーバン・ソウル〜クワイエット・ストームの原点として再評価著しい70年代ソロ期まで網羅した、
橋本徹さん選曲のコンピレイション『Free Soul. the classic of Smokey Robinson』
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NYダンス・ミュージックの最高峰レーベルとして、DJカルチャーの温床となりハウス〜クラブ・ミュージックへの架け橋となったサルソウルの、
華やかな人気ダンス・クラシックからアーバン・メロウ・グルーヴ〜グルーヴィー・ラテン・ソウルまで
多彩かつ流麗な魅力を3枚組・4時間以上におよびスペシャル・プライスで集大成した、
橋本徹さん選曲のコンピレイション『Free Soul. the treasure of Salsoul』
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サルソウルと並び称されるNYダンス・ミュージックの名門レーベル、ウエスト・エンドのフロアをきらきらと輝かせる傑作群から、
現行クラブ・ミュージック・シーンのルーツを解き明かしながら、
摩天楼のきらめく夜景をイメージしてアーバン・メロウ・ブギーなテイストでセレクトされた、
橋本徹さん選曲のコンピレイション『Free Soul. the treasure of West End』
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90年代から日本の音楽シーンを牽引し続けるオリジナル・ラヴのグルーヴィー&メロウな珠玉の名曲・名演群から、
「日本のアーティストでは誰よりもオリジナル・ラヴ、すなわち田島貴男のファン」と公言する橋本徹さんが
本能の赴くままに選曲したという、90sリヴァイヴァルの決定打としても楽しめる、
すべての音楽ファン歓喜・待望の決定版コンピレイション『Free Soul Original Love 90s』
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橋本徹 (SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。
サバービア・ファクトリー主宰。
渋谷の「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。
『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』シリーズなど、
選曲を手がけたコンピCDは260枚を越える。
USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」「usen for Free Soul」を監修・制作。
著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。
http://apres-midi.biz
http://music.usen.com/channel/d03/

 

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