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CATEGORY :【 Other 】
2012.07.01

連載コラム【音楽のある風景】 Vol.1

グリーンレーベル リラクシング のBGMを選盤されているのは、
選曲家の橋本徹さん。

橋本さん近影.jpg

橋本さんのその時期の気分にあった曲は、耳に入ってきたときにきっと自然に楽しくなるはず。
グリーンレーベル リラクシングにお立ち寄りの際は、ぜひ音楽にも耳を傾けてみてください。

そして今月から、橋本さんのコラムがスタートいたします!
どうぞお楽しみください。

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  5月の選曲は「夏服を着た女たち」に捧げます。
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こんにちは、初めまして。橋本徹と申します。
渋谷でカフェ・アプレミディという店を経営しながら、音楽にまつわる仕事をしています。
グリーンレーベルリラクシングの空間BGMの選盤をさせていただいている縁で、
連載コラムを書くことになりました。どうぞよろしく。

皆さん、ゴールデン・ウィークはいかがすごされましたか。
僕は監修プロデュースしているUSENの音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」が、
渋谷の新しいランドマークHikarieの館内BGMに採用されることになり、
ひたすら選曲に没頭し、音楽と戯れていました。新しい季節(時代)の始まりを告げようと、
「気分は5月の風のように」という、中学生のとき以来ふと頭に浮かんだ水越けいこの曲名を唱え、
爽やかなセレクションを心がけながら。音楽も人生も、
いつも5月の風のように軽やかな気分でいられたらいいですね。

ところで皆さんは、もう一生のうちに聴ききれない数のレコードやCDに囲まれた日々、
というのを想像できるでしょうか。
世の中から見たら、いわゆるオタクとなるのでしょうが、実際この問題は日常生活、
特に男女の仲に深い影を落とします。
もちろん最初はいいのです、でも付き合い始めてしばらく経ったら、
「ガールフレンドとレコ屋には行くな」は音楽マニアの常識ですし、
僕のように選曲をなりわいとしている男でさえ、
レコード・コレクションと恋愛の両立は切実だったりするのですから、
堅気の音楽ファンの悩みは想像に難くありません。

ところが、そんな永遠とも思える葛藤、避けがたい受難をピース&スマイリーにすりぬけ、
幸福に結婚20周年を迎える“理想の夫婦”が僕の知り合いにいます。
今週はその歳上のカップルを囲んで、カフェ・アプレミディでDJパーティーを開くのがとても楽しみです。
ふたりに学び、僕も“いい音楽に囲まれた駄目な人生”から抜けだすきっかけになるとよいのですが。

もっとも、最近は僕も、休みの日に一日中レコード屋やCDショップをめぐるようなことはなくなり、
時間があれが海を眺めに行くようになっています。季節は春から夏へ、
とりわけ今年の5/5は美しい満月も重なり、素晴らしい休日になりました。
残念ながら、男女仲にとって、というよりは、自分の心の安定のためですが。

でも、ちょっと待ってください、逆の場合はどうなんでしょうね。
そう、例えばファッションを仕事(もちろん趣味でも構いません)にしている洋服好きの女性、というケースです。
レコードやCDより収納スペースもとりそうですし、一生着ることのない服もきっと多いでしょう。
考えてみれば、男なら誰もが閉口したことがあるだろう、
女の子とショッピングに行って「ねえ、どっちが似合うと思う?」が延々と続くアレは、
僕らのレコード屋での「あと10分だけいい?」と似たようなものなのかもしれません。

で、今日の結論。僕はそういう人、好きですね。
外から見たら、無駄かもしれないけど、好きなものなら、集めればいいじゃないか、そう思います。
そして街で偶然、素敵な服を着てるなあ、と見かけたら彼女だった、なんてことがあれば最高ですね。
ちょっとアーウィン・ショーの「夏服を着た女たち」のラスト・シーンを思い出します。

ところで、いい音楽が流れてるな、と思ったら、
自分の彼の選曲だった、というのは女の人にとって嬉しいことなのでしょうか。

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5月の選盤

「気分は5月の風のように」という感じの心躍る多幸感に満ちた
爽やかな選曲のコンピCD『音楽のある風景~春から夏へ』
ongaku_springtosummer.jpg

橋本徹さんが胸を打つ「心の調律師のような音楽」を選曲した
最新コンピCD『ブルー・モノローグ Daylight At Midnight』
bluemonologue.jpg

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橋本徹 (SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。サバービア・ファクトリー主宰。
渋谷・公園通りの「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。
『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』
シリーズなど、選曲を手がけたコンピCDは230枚を越える。USENで音楽放送チャンネル
「usen for Cafe Apres-midi」を監修・制作。著書に「Suburbia Suite」「公園通り
みぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」な
どがある。
http://apres-midi.biz
http://music.usen.com/channel/d03/

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